ビュッフェレストランのフードロス対策 シェアアプリを導入

コークッキング(東京都港区)の展開するフードシェアリングサービスの「TABETE」(月刊事業構想2020年3月号参照)が、ニラックスの展開するブッフェ業態の一部店舗に導入された。2020年10月22日に発表した。「グランブッフェ 京急上大岡店」「ガーデンプランツ トレッサ横浜店」で順次運用をスタートする。

ニラックスは、食べ放題のバイキング、ビュッフェ形式のレストランを数多く展開している企業。このような飲食店は幅広い層に人気だが、閉店間際まで品ぞろえを確保するため、食品ロスが発生しやすい。

一方、「TABETE」は、フードロス削減のためのサービスだ。飲食店や小売店で廃棄の危機にある食事を1品から出店可能で、出品したメニューは即アプリに掲載され、約31万人のユーザーが閲覧できるようになる。購入者によって購入個数・引取時間が確定されると店舗に通知が届き、その後、購入者は引取時間に合わせて店頭を訪れる。アプリ上でクレジットカード決済をするため、購入者が提示するアプリの画面を確認して商品を渡して完了する、という仕組みだ。

ビュッフェ形式のレストランで「TABETE」を導入することで、食品ロスを抑制する効果を両社では期待している。

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