FRONTEOと日本マイクロソフト 高齢化社会の医療DXへ協業開始

2020年10月21日、FRONTEO(関連記事)と日本マイクロソフトは、高齢化による医療・介護リスクへの対応と、課題解決につながるソリューションの提供に向け協業を開始したことを発表した。

FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「Concept Encoder」を用いて、膨大な量のテキストデータの中から重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援するデータ解析企業だ。

協業の第1弾として、FRONTEOは、クラウドプラットフォームMicrosoft Azure上でFRONTEOの認知症診断支援AIシステムを開発する。このシステムは、専門的な会話や問診ではなく、ごく自然な会話を通じて認知症の診断をサポートすることを目指している。高齢化の急速な進展にともなって増加する、潜在的な認知症患者を早期に発見し、早期に専門的な医療機関での治療につなげられるようにする。FRONTEOでは同システムについて、言語系AI医療機器として薬事承認の取得を目指している。

日本マイクロソフトは、Azureを導入する日本国内の医療機関や製薬企業に対し、共同販売ソリューションとして同システムの拡販に協力する。さらに、FRONTEOが提供するその他のライフサイエンスAIプロダクトについても、Azure上での提供を検討していく。

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