アマゾン 第二期政府共通プラットフォームがAWS上で運用開始

政府共通プラットフォームは、 省庁のIT運用コストの削減やセキュリティ強化を目的に、 2013年3月に第一期の運用を開始した。 政府は2018年、政府情報システムの整備においてクラウドサービスの利用を第一候補とする原則を定めた「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」を発表している。

総務省がクラウド活用を優先して整備した第二期政府共通プラットフォームでは、政府情報システムとデータをAWS上で統合・集約している。これにより、オンプレミス環境の複雑な管理工程とコストを低減するとともに、新たなプロジェクトに当たってのベンダーへの依存を減らすことが可能になる。

また、AWSのクラウドインフラストラクチャは、 日本の「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」で定められたITガバナンス基準および、海外諸国の公的機関が要求するセキュリティ要件を満たしている（月刊事業構想2019年7月号参照）。AWSのセキュリティに関する知識やノウハウを活用することで、各府省は好適情報システムとデータのセキュリティを強化できるという。