ATOUN 腕と腰をアシストするパワードウェアの実証テストを実施

着用型ロボット「パワードウェア」を開発・提供するATOUN(月刊事業構想2020年10月号参照)は、鈴与(静岡県静岡市)の物流センターにて、腰と腕の両方をアシストするパワードウェア「ATOUN MODEL Y + kote(以下MODEL Y + kote)」の実施テストを開始した。2020年10月6日に発表した。

物流現場では、自動化が進められる一方で、機械化が難しく、どうしても人の手に頼らざるを得ない作業が存在している。そこに「MODEL Y + kote」を導入することで、積替えや荷捌きなどの作業における腕と腰の両方の負担を軽減し、現場で働く人たちの身体的負荷を低減させるとともに、作業効率の向上をはかる。「+ kote」の機能により、両腕が最大12kgまでサポートされるため、長時間にわたる作業では特に期待がされている。

今回の実施テストで、身体的負担の軽減度合いや作業効率、使用感に関するデータを収集・分析し、物流現場での効果的な運用方法について検討していく。

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