ゲノム解析を不妊治療へ実装するVarinos 総額3億円を資金調達

2020年9月25日、ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査を開発・臨床実装するVarinos(東京都江東区)は、2020年9月11日に第三者割当増資により、3億円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は、SMBC ベンチャーキャピタルとみやこキャピタル。

Varinosは、診断や治療方針の決定にゲノム情報を利用する、ゲノム医療の実現を目指したベンチャー。子宮内フローラ検査を世界で初めて実用化した。現在は生殖医療及び産婦人科領域を中心に、女性のヘルスケアを支える新規の臨床検査を開発・提供している。また、中小企業基盤整備機構機構が主催するJapan Venture Awards2020では、経済産業大臣賞を受賞した。(月刊事業構想2020年5月号参照

今回の資金調達により、デジタルマーケティングの強化、PGT-Aの国内普及、子宮内フローラ検査事業の海外展開を視野に入れた事業拡大、IPOに向けた組織体制の構築を行う。

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