滋賀県大津市 Yperの置き配バッグ2000個を住民に提供 交付金利用

2020年9月24日、Yper(東京都渋谷区)は、簡易宅配ボックス「OKIPPA」が滋賀県大津市の新規事業「宅配バッグ普及事業」に採択されたと発表した。大津市の住民2000世帯が同サービスを利用するに際し、市が費用を一部負担する。自治体の環境部が「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用した新型コロナウイルス感染症対策として、環境負荷低減を見据えた宅配バッグ普及事業を実施するのは大津市が初めて。

共働き・単身世帯の拡大など、ライフスタイルの多様化により「宅配便」の再配達率の上昇や、二酸化炭素排出量の増加などが問題となっている。さらにコロナ禍の下では、非対面での荷物の受け取りというニーズも出てきた。「宅配バッグ普及事業」は、大津市の実情に応じてまとめた取り組み「新型コロナウイルス感染症対策パッケージ(第3弾)」に含まれる、「新しい生活様式」の定着を踏まえた環境負荷低減対策だ。

同事業により、大津市住民は3980円(税・送料込)のOKIPPAを、1000円(税・送料込)の負担で購入することができる。OKIPPAを自宅玄関に置けば、工事費・維持費なしで置き配による非対面配達受け取りができるようになる。応募受付開始は10月5日から、数量は先着2000個で、大津市民は誰でも市のウェブサイトより申し込みが可能だ。

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