アジアクエスト 建築現場ITプラットフォームをスマートシティ活用

アジアクエスト(東京都千代田区)は、建築現場を一元的にリモート管理するプラットフォームである「3D K-Field」を、大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(略称:HICity)に導入した。2020年9月18日に発表した。

「3D K-Field」は、鹿島建設、One Team、マルティスープと共同で開発したプラットフォーム。IoTデータとBIMモデルを組み合わせることで、管理者は現場に移動することなく、人・資機材の場所をリアルタイムで把握することができる。

HICITYにおいて、「3D K-Field」は、モビリティやロボットの位置情報の可視化等が可能な「空間情報データ連携基盤」の一部として活用される。また、バカン(月刊事業構想2020年8月号参照)のVACAN Throneと連携させることで、3次元で仮想的に表現したHICity内にトイレや会議室の空き状況を可視化し、案内板として施設内に設置することで、利用者の利便性を高める。

今後、HICityは施設管理スタッフや自律走行バス、サービスロボットの位置情報の可視化や各施設の混雑状況を把握することで、来場者の満足度の向上や施設管理・運用業務の効率化に向けた活用をする考えだ。

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