ポケットマルシェ リアル販売スタンドを置く飲食店を募集開始

ポケットマルシェ(岩手県花巻市)は、同社のパートナーとして産直食材を販売する「ポケマルスタンド」を設置する飲食店のモニター募集を開始した。2020年9月10日に発表した。生産者と消費者を直接繋ぐアプリ「ポケットマルシェ」に登録している農家や漁師などの食材の、リアル店舗での販売展開につなげる。

ポケットマルシェはこれまで、イベントや週末に開催されるマルシェ、一部の店舗などに期間限定の店舗を出店し、登録生産者の食材を販売してきた(月刊事業構想2020年8月号参照)。今回、モニターの飲食店の空きスペースを活用して食材を店頭販売することで、生産者、消費者、飲食店の新しい接点を増やす。食材は飲食店が買い取る形を取り、ポケマルスタンドでの販売のほか、店の料理の材料としても使える。

ポケマルスタンドの設置の消費者にとってのメリットは、産直食材を少量から、低い送料負担で購入できること。飲食店にとっては、地域住民とのつながりを作る場や、新規の集客などの効果が期待できる。ポケットマルシェは、スタンド設置の予定の告知や販促物の提供などで集客をサポートするほか、生産者への食材の発注を代行し、飲食店側の負担を減らす。今後の計画として、ポケマルユーザ同士が共同購入した食材の受け渡しの場として、ポケマルスタンドを活用する予定もある。

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