NECと石坂産業　スマートプラントの実現に向け協業

現在、廃棄物処理において人手不足が深刻な問題となっている。粉塵の多い現場での作業も多く、労働環境の向上も課題となっている。今回の協業により、処理作業の自動化や遠隔制御を実現し、プラントの省人化を進めるとともに、さらなる安全・安心な労働環境を構築するのが目的だ。

協業の第1弾として、2020年7月より、トラックで搬入される廃棄物の自動容積計測の実証実験を行う。現在は、担当者によるメジャーを使用した容積測定と等級品目によって処理費用を決定している。実証実験では、レーザーセンサを用いた自動容積推定技術により、容積推定を行う。将来的には映像による等級品目の分析を組み合わせることで、査定の遠隔・自動化を実現させる考えだ。

また、第2弾以降は、ローカル5Gを活用した重機による廃材処理産業の遠隔操縦や自立運転、プラント処理の映像監視を視野に入れている。3社が協力して、アイデアを創出・検討していく。