日本和文化振興プロジェクト アワードを創設し表彰へ

2020年7月8日、日本和文化振興プロジェクトは、アワードイベント「日本和文化グランプリ」を開催することを発表した。

日本和文化振興プロジェクト(東京都中央区)は、各分野の企業、協会、自治体が協業し、持続可能な伝統文化発展の仕組みを構築・確立するために2020年5月に設立された。代表理事は元文化庁長官の近藤誠一氏。第1回アワードイベントの審査員には、事業構想大学院大学学長の田中里沙氏も参画している。

「日本和文化グランプリ」は、国籍・居住地を問わず、和文化に携わる国内の企業・団体・個人が対象。第1回の募集テーマは「伝統と未来」で、募集対象ジャンルは衣/食/住/美術工芸だ。応募期間は2020年8月~2020年11月中旬(予定)。伝統的な和文化を継承しつつ、次世代に向けたメッセージ性を有しているか、優れた技術・技法・思想を有しているか、現代のライフスタイルにあった使い方を提案しているか、が審査基準となる。

受賞者には、賞金だけでなく、日本服飾文化振興財団のセミナールームでの展示商談会の無料開催や、ファッション・工芸・アート分野の各大手会社への推薦ならびに窓口紹介といった、販路拡大サポートも継続的に行う。

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