JR西、アドレス 多拠点居住のコスト低減する実証実験を開始

西日本旅客鉄道(JR西日本)と、定額制の全国住み放題サービス「ADDress(アドレス)」を展開するアドレス(東京都千代田区、ADDress)は、移動と住まいのサブスクリプションを組み合わせた実証実験を実施する。2020年7月6日に発表した。

岡山、倉敷、広島のADDress拠点(シェアハウス)利用者が、大阪との間の移動の足を安価に利用できるようにするものだ。ADDress会員向けにモニターを募り、「岡山2往復プラン」(大阪市内発、1万2000円/月)と「岡山・尾道各1往復(計2往復分)プラン」(大阪市内発、1万4000円/月)の2種類を提供する。募集回数は計3回、合計90人。モニターになると、1カ月に2往復、割引価格で山陽新幹線を使った移動が可能になる。

この取組は、JR西日本イノベーションズ(大阪市北区)の出資を受けて、ADDressがJR西日本グループと連携し実施するMaaS企画の第1弾だ。ワーケーションや多拠点居住などをより身近にするためのサービス開発と、西日本エリアの地域活性化を目指す。

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