サイバーエージェント デジタル・ガバメント推進室を立ち上げ

サイバーエージェント(東京都渋谷区)は、2020年4月27日に官公庁・地方自治体向けにDX推進を行う専門部署を行う専門部署「デジタル・ガバメント推進室」を立ち上げた。サイバーエージェントは、これまでAmeba(アメーバブログ)に関連する事業や、インターネット広告事業をメインに行っており、行政が主な対象となる事業は初と取り組みになる。

「デジタル・ガバメント推進室」を立ち上げた背景として、官公庁や各地方自治体では、個別最適化されたデジタル化が進んでいるという現状がある。その中で生まれる、統合管理や情報管理・発信などの課題に「デジタル・ガバメント推進室」が取組む。サイバーエージェント全体と、官公庁・地方自治体を結び、外部のパートナー含め適切に連携を行い、事業を推進していく。

各自治体で、新型コロナウイルスの影響によりテレワークが進むなど、デジタル化への推進が加速している。固定観念に縛られていた業務スタイルも、この機に急速に変わりつつある。そのような中でも、公庁や各地方自治体として、最終的に重視されるのは住民サービスの向上である。それには、基盤となるシステムにプラスして、ユーザビリティの向上が必須である。住民がシステムを利用する際に、便利さを感じられるようにするのが、「デジタル・ガバメント推進室」の目的となる。

事業の軸は5つ。デジタルマーケティングを活用した広報・広告分野、チャットボット、SEなどを活用した情報発信のDX 化の推進、イベントなどのDX 化の推進、電子証明などを活用した窓口業務のDX化の推進、そしてAIの利活用である。

サイバーエージェントのデジタル・ガバメント分野への参入は、より使いやすい、より伝わりやすい、ユーザー視点のDX推進を軸にしており、今後の事業展開が期待される。

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