スパコン富岳が世界ランキング1位を獲得 コロナ研究にも参画

スーパーコンピュータ「富岳」が、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)に関する国際会議「ISC2020」の性能を評価する様々なランキングのうち、TOP500(単純計算性能)、HPCG(アプリケーション実行性能)、HPL-AI(AU性能)、Graph500(ビッグデータ処理性能)において世界1位を獲得した。文部科学省が2020年6月23日に発表した。

「富岳」は、2021年度の供用開始を目指して開発が進んでいるスーパーコンピュータ。富士通が製造し、神戸市の理研計算科学研究センターへ搬入・設置され、現在整備・調整作業中だ。

また、3月に米国で設立された、新型コロナウイルス研究に係るスーパーコンピュータの官民コンソーシアム「COVID-19 High Performance Computing Consortium」にも、国際的な研究の促進を目的として、「富岳」の参画を決定した。

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