道路交通法改正案 衆議院で可決 高齢者の足確保が急務に

「道路交通法の一部を改正する法律案」が、2020年6月2日に衆議院本会議で可決、成立した。高齢運転者による事故を防止するため、75歳以上で一定の交通違反歴がある人は、免許更新時に実際に車を運転する「運転技能検査」(実車試験)を義務付けられるようになる。実車試験に不合格の人は運転免許が更新できないため、新しい移動の足に対する需要が高まりそうだ。

また、自動ブレーキなどの機能を備えた「安全運転サポート車(サポカー)」に限って運転できる限定免許も創設される。サポカーの定義や対象車種は今後の先端技術の実用化状況を踏まえて決める。

この他、車間距離を極端に詰めるなどして事故を誘発する「あおり運転」に対する法的な規定、罰則も定められた。

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