コギコギ 飲食店・美容サービス向けに電動自転車のサブスク開始

シェアサイクルのコギコギ(東京都渋谷区、月刊事業構想2018年8月号参照)は、飲食や美容など店舗型の事業者が、訪問やデリバリーサービスを開始していることを受けて、事業者向け電動アシスト自転車のサブスクプランを開めた。2020年4月22日に発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大が広まり、不要不急の外出自粛が要請された。飲食店などの営業自粛に伴うデリバリーや、「3密」を避けながらも移動が必要なワーカー・一般生活者で、移動に自転車を使うケースが増えている。

今回開始するサービスは、コギコギの保有する電動アシスト自転車を、サブスクリプションの形で提供するもの。シェアサイクルとは異なり、自転車を都度返却する必要がない。自宅や事務所に持ち帰り、利用時間無制限、月額6000円(税別)で利用できる。自転車は希望の場所まで配送する。バッテリー容量が少ない分安価な個人向けプランも用意した。

さらに、サービスを開始するにあたり、来店型事業者の支援に取り組んでいる事業者と提携することも決めた。まずは美容用品卸・通販のビー・エイチ、ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie」を運営するネイリー、飲食店総合支援会社フードコネクションの3社と連携して、苦境に立つ事業者を支援する。各社による顧客支援サービスの一環として、それぞれの顧客・登録事業者には配送料無料(都内23区)で事業所や自宅まで自転車を配送する。コギコギでは、今後も提携事業者を拡大させていく考えだ。

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