遠隔聴診器開発のAMI 4.9億円の資金調達を実施

遠隔での診療に対応した超聴診器の開発を進めるAMI(熊本県水俣市、月刊事業構想2018年9月号)は、CYBERDYNEとその子会社が運営するCEJファンドとリアルテックジャパンの運営するベンチャーキャピタルファンドを引受先とする三者割当増資により、4.9億円の資金調達を実施した。2020年4月10日に発表した。追加調達も実施し、2020年春までに本ラウンドを完了予定だ。

AMIは急激な医療革新(Acute Medical Innovation)の実現を目指すベンチャー企業で、「超聴診器(心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器)」を開発している。超聴診器は、心筋活動電位の発生タイミングとデジタル化された聴診音を抽出し、合成することでノイズを取り除き、疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することを目指している。

今回の資金調達で、超聴診器の医療機器としての製品化・事業化に向けたエンジニアの採用、大規模臨床研究を行うとともに、遠隔医療への利活用を加速させる考えだ。

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