ヤフー 都道府県等へデータソリューションサービス無償提供を開始

2020年4月9日、事業者向けデータソリューションサービスについて、ヤフーは全国の都道府県・政令指定都市に対し、期間限定での無償提供を開始した。新型コロナウイルス感染症対策に役立てることを目的としている。既に三重県への提供を開始しており、今後順次全国に拡大していく予定。

データソリューションサービスは、ヤフーの多様なサービスから得られるビッグデータを様々な用途で活用しようというものだ( 月刊事業構想2019年4月号参照)。企業のマーケティングや自治体における観光促進に向けた分析など、データに基づいた事業の創造や成長、社会課題の解決などを支援する。ブラウザ上でビッグデータを調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」と、「DS.INSIGHT」では提供していないビッグデータも含めた分析結果や、活用支援のためのコンサルを提供する「DS.ANALYSIS」の2種類のメニューを提供している。

今回無償提供するのは「DS.INSIGHT」で、無償提供期間は2021年3月31日までを予定している。対象となる自治体では、最新の住民の検索傾向から住民の不安やニーズを発掘したり、地域内の人流データから外出自粛要請の効果測定を行い、広報へ反映させるといった活用方法を想定している。

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