日本交通とDeNAがタクシー配車アプリ事業を統合へ

ディー・エヌ・エー(DeNA)と日本交通ホールディングスは、タクシー配車アプリに関する事業を2020年4月1日に統合する。2020年2月4日に発表した。DeNAが運営するタクシー配車アプリ「MOV」と、日本交通子会社のJapanTaxi(月刊事業構想2018年10月号参照)の「JapanTaxi」の事業などを統合する。

統合を機にJapanTaxiは社名を新しいものに改め、社長にはDeNAオートモーティブ事業本部長の中島宏氏が就任する予定だ。同社の筆頭株主は日本交通とDeNAになる。また統合により、配車可能な車両数は約10万台となる予定だ。

JapanTaxiは全国に展開しており、提携台数とタクシー専用ハードウェアなど、タクシー会社に向けたサービス開発力に強みがある。MOVはAIやインターネットによる技術開発・サービス構築と、神奈川・東京・京阪神エリアに事業基盤を持つ。統合により経営資源を集約し、タクシー配車アプリと関連事業を拡大・進化させることを目指す。

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