博報堂、住友商事 準生活必需品を住民間のシェアリングで実証開始

博報堂と住友商事は、街なかや住宅共用部に設置した共有コンテナを介してモノをシェアする「準生活必需品シェアリングサービス」の実証実験を2020年2月1日に開始する。第1回の実験は、小田急電鉄が運営する「下北線路街 空き地」(東京都世田谷区)にて、4月中旬まで実施予定だ。

半径数km圏内の近所で暮らす住民同士が、モノを貸し借りすることをサポートする。シェアの拠点は、公園や空き地、団地やマンションの共用部などに設置した共有コンテナ。レジャー用品や電動工具、旅行用品など、個人で常備しておくほどではない「準生活必需品」をまちやコミュニティが所有して貸し出したり、住民同士で貸し借りして活用する。この行為を通じて住民間の交流や共助を生み、コミュニティの活性化につなげる狙いがある。

2月1日に開始する1回目の実証では、約50品目の物品を収容した共有コンテナ1台を空き地内に設置し、貸し出された物品の種類や利用率、住民同士の貸し借りが生まれるかなどを検証する。実証実験では貸し借りの料金は無料で、貸出期間は物品ごとに運営側で設定する。実証実験は複数回を計画している。

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