信金中金、中小機構 包括的業務連携の合意書を締結

信金中央金庫と独立行政法人中小企業基盤整備機構は、2020年1月28日、業務連携についての合意書を締結したと発表した。

両者は既に、東日本大震災の被災地域における支援や、海外ビジネスマッチングなどで業務協力協定を結び、地域の中小企業への支援を実施している。今回の合意により、協業領域を拡大して包括的に業務連携する。事業承継・事業引継ぎ(M&A)や、IT導入支援による生産性向上などの分野で、中小企業への支援を強化する。

既に2019年12月には、中小機構が運営するITプラットフォーム「ここからアプリ」について、信用金庫取引先への活用促進で連携している。合意後の第1弾の取組としては、2020年2月にも新態勢を構築し、小規模M&Aを推進していく計画だ。外国人材活用に関する中小企業向けのセミナーや、信金職員を対象としたIT導入セミナーなども、両者で協力して提供していく。

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写真キャプション:右から、信金中金理事長 柴田弘之氏、中小機構理事長 豊永厚志氏