茨城県境町、SBドライブほか 公道での自律走行バスを4月に運行開始

2020年1月27日、茨城県境町は、ソフトバンクの子会社であるSBドライブ(東京都港区)と、マクニカ(横浜市港北区)の協力のもと、自律走行バス「NAVYA ARMA」を公道で実用化することを発表した。2020年4月をめどに、定時・定路線で運行を開始する。同時に、三者は新しいモビリティサービスを通じた町内の発展に取り組むため、連携協定を締結した。

まずSBドライブが保有する「NAVYA ARMA」と、SBドライブの自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher」を活用した自律走行バスの運行を開始する。その後、仏Navya社と販売代理契約を結ぶマクニカから、境町が同車両を3台購入し、夏頃にはそれらの車両での運行に切り替える予定だ。

SBドライブは、町内のシェアオフィスにサテライトを開設し、SBドライブの自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を活用した、バスの運行管理のサポートを行う。マクニカは、自律走行のために搭載されている様々なセンサーから取得した情報を基に周辺環境をソフトウェアで認知・判断して走行する「NAVYA ARMA」を境町に提供するほか、ソフトウェアのサポート、各種センターのメンテナンスなどを行う。

SBドライブは、境町で自動運転サービス導入のモデルケースを作ることで、同町と類似した環境や条件の他自治体の参考となることを目指している。

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