JR東、新潟市、ベンチャー企業が連携 AI×観光の実証実験を開始

JR東日本スタートアップ(東京都新宿区、関連記事)と新潟市は、ベンチャー企業と2社と連携し、それぞれの実証実験を開始する。2020年1月9日に発表した。

JR東日本スタートアップはJR東のコーポレートベンチャーキャピタル。協業によるビジネス創造活動「JR東日本スタートアッププログラム」を進めている。第3回目となる今回は、新潟駅開発を見越し、新潟市の特区やエリアを活用する協業プランを募り、「AI×観光」分野の2提案を採択した。新潟市の協力のもと、実証実験を行う。

1つ目の実証実験は、リアルタイム位置情報を活用した「タクシーの相乗り」アプリを展開するNearMe(東京都中央区)によるもの。観光MaaS実現を目指している。AIを活用した観光タクシー相乗りサービス「新潟トラベルシャトル」を開始し、オンデマンドの事前予約による利便性の向上と、より経済的な観光地の周遊を実現する。実施期間は2020年1月18日から3月末まで。送迎場所は新潟県南口や、市内の宿泊施設などを予定している。

2つ目は、日本酒セレクトショップ運営のMIRAI SAKE COMPANY(東京都渋谷区)実施の、AI味覚判定を活用した日本酒レコメンドサービスによる新しい観光提案を行う実証実験。日本酒を観光資源として捉え、一人ひとりにあった日本酒や飲食店などを提案する観光拠点「日本酒観光案内バー」を開設。判定結果ごとに新潟駅近郊のラリー型の旅を提案する。実施期間は2020年2月14日から3月15日までで、場所はJR新潟駅のCoCoLo新潟西N+のTABI BAR & CAFE/エキナカ実験キッチンkm-0 niigata lab内だ。

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