ヘルスケアアプリのFiNC 50億円を調達、CEO溝口氏が退任

FiNC Technologies(東京都千代田区)は、2020年1月6日、第三者割当増資により約50億円を調達したと発表した。調達した資金は、各種サービスで利用しているAIの開発、新規事業拡大、マーケティング強化に充てる。

FiNCは、健康管理のためのヘルスケアアプリ「FiNC」を運営している企業(月刊事業構想2018年4月号参照)。増資の発表と併せて、これまで代表取締役CEOを務めた溝口勇児氏が退任し、代わってCTOを務めていた南野充則氏がCEOに就任した。

今回のFiNCアプリのアップデートにより、「食事画像解析」機能を強化したことも発表した。食事の画像データに基づくカロリー計算などをより精度高く実施可能になったという。さらに、マーケティング活動の強化策として、同社は1月6日から、テレビ朝日「フィンク1分フィット」の番組提供も開始した。夜、1分でできるフィットネスを月〜木の深夜帯に紹介するもので、テレビ番組提供は同社初となる。

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