内閣府 学生がデザインした新しい「経営デザインシート」を表彰

内閣府は2019年12月16日、「経営デザインシート リデザインコンペティション」の表彰式を開催した。同コンペティションは、政府の知的財産戦略本部が2018年6月に公表した「経営デザインシート」のリ・デザイン案を公募したもの。

「経営デザインシート」は、政府の知的財産戦略本部が作成した、ユーザーに響く「価値」を創造するメカニズムの「見える化」を推進し、適正な価値評価を行うためのツール。知財本部が作成したデザインがユーザーにとって魅力的ではなかったため、今回、その洗練度と利便性を高め、より「描きたくなる」デザインになるよう、学生から案を公募した。

公募は全国から23件のエントリーを受け、5名の審査員による選考を経て、大賞1件、準大賞1件、奨励賞2件を選出した。大賞に選ばれたのは佐藤寧音氏(専門学校桑沢デザイン研究所)。審査員の一人である三浦崇宏氏(The Breakthrough Company GO代表取締役 PR/Creative Director)は講評で「デザインとは、単に色や形だけではなく、より正しい世界のあり方に思考を凝らすこと。デザインの力でコミュニケーションを円滑にし、難しい事業課題も取り組みやすくなるよう期待したい」と述べた。

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