畜産ITのファームノート 8.5億円を資金調達

酪農・畜産向けIoTソリューション提供のファームノートホールディングス(北海道帯広市)は、8.5億円を資金調達したことを2019年12月17日に発表した。第三者割当増資を引き受けたのは、スパークス・グループを運営者とする未来創生2号ファンド、共立ホールディングス、マイナビ、SMBCベンチャーキャピタル、大分ベンチャーキャピタル。

調達した資金は、人工知能(AI)開発による製品・サービスの機能拡充、体制強化、研究開発の推進と新規事業の立ち上げに充てる予定だ。

ファームノートホールディングスは同日、家畜の快適性と経済性を両立させ、人間と動物双方の利益最大化を目指す「アニマルライフケア」を普及させるため、子会社としてファームノートデーリィープラットフォームを設立したことも発表した。IoTソリューションの活用法とウシの遺伝改良や疾病予防、繁殖改善などの知見を収集するため、生産牧場を経営する。並行して、関連するコンサルティングサービスも実施する予定だ。

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