凸版印刷がICIに出資 医療ビッグデータ事業で業務提携

凸版印刷と医療ビッグデータ活用サービス企業のICI(東京都文京区)は、資本業務提携したことを2019年11月29日に発表した。ICIは、レセプトコンピュータ市場シェア3位の企業、日本医師会ORCA管理機構(東京都文京区)の子会社。今回、ICIが実施した第三者割当増資を凸版印刷が引き受けた。

提携に基づき両社は、病院、診療所、介護施設、健診施設などから収集した医療ビッグデータの流通を通じて、「健康・ライフサイエンス」領域に関する新事業の創出を目指すという。

ICIは、国内の医療ビッグデータを活用するための法律である「次世代医療基盤法」で規定されている医療情報の匿名加工を行う認定事業者、「認定医療情報等取扱受託事業者」を目指して、2019年5月に設立された。医療、健診、介護、死亡などのデータ収集・分析・匿名加工を行い、分析結果や匿名加工データを研究機関や民間企業へ提供するできるようにすることが目標だ。

Teikei_shakehands.jpg