ノンピ 社食の空き時間を活用するサービス開始へ2億円を調達

2019年11月28日、ノンピ(東京都港区)は、池森ベンチャーサポート等を引受先とした総額2億円の資金調達を実施したことを発表した。また、この資金調達によって、遊休資産となっている社員食堂を利用したランチケータリングサービスを始める。

福利厚生の一環として提供される社員食堂は、多くのケースで企業が運営補填金を外部事業者に支払うことで成り立っている。一方で、運営補填金額が折り合わず、閉鎖状態になっている社員食堂も存在している。ノンピはこの状況を受けて、運営補填金なしの社食運営受託と、ケータリングサービスを組み合わせたサービスを提供している。

ノンピの提供するサービスは、社員食堂を運営するとともに、アイドルタイムを活用して、周辺企業にケータリングを提供し、収益を上げるビジネスモデルだ。このモデルで運営する社員食堂は、通常のランチ売上の約5倍~10倍の売上を作り、黒字化されているという。

ケータリングサービスはこれまで、ディナータイムのパーティー向けが主だったが、今後はランチケータリングにも力を入れる方針だ。同社では、美味しい食事を提供することで良質な社員間コミュニケーションを促進しようと考えている。このためレシピ考案は全て、元Google Japanの総料理長を務めていた現ノンピの総料理長である飯野氏が行う。

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