NEC、宇都宮市 スポーツ大会で顔認証決済導入へ

宇都宮市と日本電気(NEC)は、2019年11月2日と3日に開催される国際バスケットボール連盟(FIBA)主催の3人制バスケットボール世界一決定戦「FIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Final 2019」において、顔認証決済サービスを導入する。NECのファンマーケティングソリューションと組み合わせ、来場者に各種情報を提供したり、地域への経済波及効果の拡大に取り組む。

同大会用スマートフォンアプリをダウンロードし、顔情報を登録すると、2カ所の店舗でNECの顔認証技術を使った決済サービスが利用可能になる。試合会場では、招待者向けに顔認証システムを活用した入場管理を行う。また、同アプリに対し、大会関連の最新情報と市内の観光情報を配信する。スタンプラリーによる、特別観覧席や優勝チームとの記念撮影などの特典提供や、現地でのみ参加できる抽選を実施し、大会観覧者の地域への回遊促進につなげる計画だ。

NECのファンマーケティングソリューションは、スポーツやテーマパークのファンを増やすために人々のデータを収集・分析し、より深い顧客理解につなげるもの。宇都宮市とNECは、宇都宮市の持続的発展につながるスマートシティ実現を目指す「Uスマート推進協議会」の活動を通して、今後もICT技術やデータ活用実証実験を進めていく。

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