湘南アイパーク ベンチャーインキュベーション事業を開始

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は、大学・ベンチャー企業の保有するビジネスシーズや技術を育成するインキュベーション・イニシアチブを開始したことを、2019年10月11日に発表した。

有望なシーズや技術を持つ大学・研究機関などやベンチャー企業を発掘・育成することを目的として実施するもの。ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション(JJI)と、武田薬品工業のニューロサイエンスドラッグディスカバリーユニットがスポンサーとして参画を決めている。

インキュベーション事業は、シーズ・技術の選定、研究サポート、実用化への協力の3フェーズから成る。今回のイニシアチブは、 シーズ・技術の選定と研究サポートのフェーズに相当するもので、JJIと武田薬品は、それぞれが力を入れる疾患領域に沿って選定した有望な組織に対し、資金援助と創薬研究・開発ノウハウを提供する。湘南アイパークは、研究施設を一定期間、無料あるいは低廉な価格で貸与することと、知的財産コンサルティングや薬事・臨床サポートなどのサービス提供を行う。

湘南アイパークは、サイエンスにおけるイノベーションを強化するために、 武田薬品工業が湘南研究所を開放することで設立された組織だ。

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