日産自、ミニストップ EV充電と買い物を組み合わせる実証を開始

日産自動車は、ミニストップと連携し、電気自動車(EV)と小売店とのマッチングサービスの実証実験を、2019年10月14日に開始する。これは「チャージング+」というサービスで、充電器を備えた小売店で使えるクーポンをEV利用者に提供するというものだ。

小売店は、EV充電器を備えることで、EVユーザーの来店を促進できる可能性がある。EVユーザーにとっては、充電時間を有効に利用できる利便性は大きい。今回の実証実験では、EVと小売店を組み合わせた場合のビジネスインパクトを検証する。実証実験は、日産のカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」で、「日産リーフ」を利用する顧客が対象になる。この顧客に対し、関東圏の充電器を備えているミニストップ25店舗で使用できる特別無料クーポンを提供する。

日産では「チャージング+」において、EVの充電残量データを活用したマッチングサービス収益化の可能性を探る考えだ。約5カ月間の実証実験の結果分析を基に、将来的には「NISSAN e-シェアモビ」を含む、全EVに対応する可能性を視野に入れつつ、サービスの導入を検討する。

今回の実証実験は、2019年8月に日産が新設したコネクテッドサービスビジネス開発グループによる、初の取り組み。

Nissan_ministop.png