経済産業省 イノベーション・マネジメントの手引書を発表

経済産業省は、2019年10月4日、「日本企業における価値創造マネジメントに関する行動指針」を策定し、公表した。2019年7月に発行されたイノベーション・マネジメントシステムに関する国際規格(ISO56002)の考え方をもとにしたもの。WiL(東京都港区)、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)と経産省が共同運営する「イノベーション100委員会」と共同で取りまとめた。

同指針では、企業がイノベーションを生み出そうとする際に直面する課題を克服するための重要項目(経営者への7つの問いかけと12の推奨行動)、企業の先進的な取り組み、ISOにおける該当箇所などについて整理している。イノベーション創出のための経営変革の一助となるような考え方や実践方法を示した。

「経営者への7つの問いかけ」は、(1)何を目指すのか、(2)なぜ取り組むのか、(3)誰が取り組むのか、(4)何に取り組むのか、(5)どのように取り組むのか、(6)どのように続けるのか、(7)どのように進化させるのか。これらの問いかけに対し、推奨される行動を12、指針では提示している。

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