さくら事務所 マンションポータル「BORDER 5」を開設

さくら事務所(東京都渋谷区、月刊事業構想2018年12月号参照)は、不動産価値の適正化やブランディングにつなげるポータルサイト「BORDER 5」を開設した。2019年9月18日に、開設を記念してノンフィクション作家の山岡淳一郎氏を交えたトークセッションを都内で開催した。さくら事務所は、個人向け不動産の調査・コンサルティングを提供する企業。2019年9月現在、4万5800件の住宅診断を実施してきた。

今回β版として開設された「BORDER 5」では、有志の管理組合の協力のもと、20の厳正な評価指標でマンションの「管理力」を可視化し、基準を満たした上位5%の良好マンションの情報を掲載している。管理の良好さで不動産を選びたい購入希望者や、管理力の周知を通じて物件の資産価値を高め、ブランド力構築につなげたい物件所有者の利用を促す狙いだ。

さくら事務所代表取締役社長の大西倫加氏は「管理運営の行き届いた物件には、居住者の間によいカルチャーが波及し、住みよいまちづくりにつながる。今後は評価指標の見直しも行いつつ、管理力の優れたマンション情報の拡充に努めていきたい」と展望を語っている。

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