タグキャスト グローバル展開を支援する都のプログラムに採択

2019年8月5日、タグキャスト(東京都千代田区)は、東京都主催のベンチャーのグローバル展開を後押しするプログラム「X-HUB Tokyo」の「第1期(モビリティ分野)」に採択されたことを発表した。「X-HUB Tokyo」はドイツBMW社と連携し、海外の大企業のニーズを把握、スタートアップとの将来の提携を目指した準備の機会を提供する。

タグキャストは空間や、テーブル、壁をIoT化して認証を行う屋内位置情報サービス「TAGCAST」を提供している。世界9カ国での特許を取得しており、スタジアム、オフィス、工場で導入されている。プットメニュー(東京都大田区)のモバイルオーダーシステム「Putmenu」と合わせて提供することで、レストランやフードコートなどでも利用できるようになっている。

今回のプログラムでは、TAGCASTとPutmenuが連携し、次世代ドライブスルーの実証実験を目指す。店の特定場所に車を寄せることで注文者を認証し、商品を受け取ることが可能になるというものだ。パネルでの操作やマイクを通した注文をする必要がなく、より短時間で商品を受け取れるようになる。店舗側にも、注文と会計の業務負担がなくなるメリットがある。

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