とくし丸 甲信越・関西のスーパーと事業提携

2019年7月17日、オイシックス・ラ・大地(東京都品川区)の子会社であるとくし丸(徳島県徳島市、月刊事業構想2018年5月号参照)は、スーパーを経営するデリシア(長野県松本市)と松源(和歌山県和歌山市)と事業提携をしたことを発表した。

とくし丸は、地域の中小規模スーパーや個人商店の重なる廃業により、買い物難民となった高齢者を主な対象とした、移動スーパーを提供している。販売パートナーである個人事業主が地域のスーパーと提携し、店舗から商品を借りて販売代行するという形式だ。地域の過疎化や高齢者の増加、高齢化による免許証の返納などといった社会的背景から、移動スーパーのニーズは高まっており、2019年5月には月間流通総額が8億円を超えている。また、地域の自治体や警察署などと連携し、高齢者の見守り・詐欺事件の防止など、パトロールとしての役目も果たしている。

今回の事業提携により、デリシアと松源が展開しているエリアでのとくし丸のサービス展開が可能になった。同社は今後も、更なる事業推進を目指していく。

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