日本郵船グループ 「有人自律運航船」に向けてコンソに参加

2019年6月6日、日本郵船グループは自律運航船の実用化を目的とするコンソーシアム「One Sea」に参画したことを発表した。アジア企業が参画するのは日本郵船グループが初。

海上の自動運転と言える自律運航船の研究は、現在欧州を中心に、多くの企業が着手している(月刊事業構想2018年2月号参照)。「One Sea」はフィンランドで結成されたコンソーシアムで、2025年までに自律船を運航させるための研究や、安全基準、国際標準化などの議論を行っている。日本郵船が加わったことにより、9社となった。

日本郵船グループは安全運航の向上、船員の労働負担削減などのため、先進技術を利用した船の自動運転の研究・実験を行なっている。今回の参画でこうした取り組みを更に加速させ、「有人自律運航船」を実現させる見通しだ。

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