三井不動産 フィンランドMaaS企業へ出資 年内に首都圏で実証へ

三井不動産は、フィンランドMaaS Global社に出資し、2019年内に首都圏で統合移動サービス(MaaS)の実証実験を実施することを、2019年4月24日に発表した。MaaS Global社は、世界初の本格的MaaSプラットフォーム「Whim」を提供している企業。

両社は、交通事業者などとも連携した実証実験を実施し、様々な移動手段の統合サービス化を目指して取り組んでいく。三井不動産は、住民およびそこで働く人の生活を快適にする、まちづくりの視点からのMaaSの実用化を目指す。

「Whim」は、フィンランドの首都ヘルシンキのほか、英バーミンガム、ベルギーのアントワープに進出しているMaaSアプリ。間もなくシンガポールでもサービスを開始予定だ。公共交通機関、タクシー、レンタカー、自転車シェアなどの移動手段を網羅し、定額制で必要に応じて利用できるサービスを提供している。

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