千葉商科大 1年間の電気の自然エネルギー率が101%に 大学では日本初

千葉商科大学は2019年2月27日、2018年度の目標としていた1年間(2018年2月度~2019年1月度)の電力での自然エネルギー率*が101.0%となり、同年度目標として掲げた「ネットで日本初の『RE100大学』にする」を達成したことを発表した。

*自然エネルギー率:創出エネルギー量を消費エネルギー量で割った値(小数点第二位以下は切り捨て)

千葉商科大学は、日本国内の大学で初の試みとして、先進企業が宣言している「RE100」(自社の消費電力を100%再生可能エネルギーとする取組)に挑戦した。大学・教職員・学生が一体的なスキームで取り組み、このたび2018年度で、同大所有のメガソーラー野田発電所等の発電量と同大市川キャンパスの消費電力量を同量にすることを達成した。

冒頭、学長の原科幸彦氏より、省エネ・創エネへの取り組みは、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」のゴール7・12・13達成へ貢献することが強調された。続いて、CUCエネルギー株式会社・取締役の手島進氏より、自然エネルギーを創出する「ハードウェアの施策」について報告された。また特徴である学生主導での取組事例として、学生団体SONE代表の内山大河氏より、学生・大学・学外に向けた「ハートウェア(行動につなげる意識)の取り組み」が紹介された。また来賓として、森下哲氏(環境省 地球環境局長)が挨拶した。

千葉商科大学では今後も世界的な社会課題の解決に寄与していく。原科氏からは、2020年度「自然エネルギー100%大学」達成(2017年11月13日、同大所有のメガソーラー野田発電所等の発電量と同大市川キャンパスの消費エネルギーを同量にすること)が表明された。

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