世界水準に向けて DMO全国フォーラムを東京・神宮前で開催

DMO推進機構は2019年2月1日、第3回DMO全国フォーラムを渋谷区神宮前の東京ウィメンズプラザで開催した。各地域の観光協会、自治体の観光行政担当者をはじめ約120名の参加を得た。

地域活性やインバウンド需要の高まりを受け、観光地経営(マーケティングとマネジメント)の機能を新たな体制に再編成していく取り組みが求められている。DMOはその実践を中心的に担う組織として欧米諸国で導入が始まり、日本各地でも設置が相次ぐ一方、担い手獲得・育成や自主財源の確保、適切な運用にむけた制度設計が課題とされてきた。2018年11月からは観光庁で「世界水準のDMOの在り方」にむけた検討会議が始められるなど、質の向上にむけた取り組みも求められている。

DMO全国フォーラムは2017年2月15日~17日に東京・第1回(月刊事業構想2017年5月号参照)が、2018年1月29~30日に東京・北青山のテピアホールで第2回(月刊事業構想2019年4月号参照)がそれぞれ開催され、併せて全国各地での地域フォーラムを通じ、新たな観光地経営の推進につき議論を重ねてきた。

第3回となる今回は午前に「人材」「財源」「制度設計」という3つの課題別分科会が行われ、午後に平岡成哲氏(観光庁 観光地域振興部長)の基調講演と分科会の課題共有、そして全体討議で締め括られた。

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