講談社「全国訪問おはなし隊」が大賞に メセナアワード2018

2018年11月28日、公益社団法人 企業メセナ協議会(理事長・尾崎元規)は、東京・南青山のスパイラルホールで、「メセナアワード2018」贈呈式を執り行った。

「メセナアワード」は、企業による芸術・文化を通じた社会創造の観点で特に優れた活動を顕彰するもので、1991年に「メセナ大賞」として同協議会に創設され、2003年より現呼称に改められた。以来、前年度に実施されたメセナ(芸術・文化振興による豊かな社会創造)活動を自薦・他薦で毎春公募し、優れたメセナ活動7件(「メセナ大賞」1 件、「優秀賞」5 件、「特別賞・文化庁長官賞」1 件)を選定し表彰している。

メセナ大賞は、講談社が「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」で受賞。絵本という経営資源を活かして、情操教育と読書文化の継承に寄与し、各地域に応じた支援を継続している点が評価された。代表取締役社長の野間省伸氏は、受賞挨拶で「読み聞かせを担う地域のボランティア、キャラバンカーの運転手、寄贈してくださる版元など、皆さまの御協力があって継続できていることに感謝したい。また訪問先から、編集者や記者など、読書文化の発信を担う次世代が育っているのは喜ばしい」と述べた。贈呈式に続くレセプションでは、優秀賞(酒芸の極み賞)を受賞した八戸酒造株式会社の銘酒・八仙が振る舞われた。

メセナ大賞2018.jpg