日本郵便ほか 「終活セミナー」開催 お墓・葬儀・相続の先端動向を紹介

2018年11月18日、東京・深川郵便局にて、日本郵便主催「終活セミナー」が開催された。3部構成で社内外講師によるレクチャーが行われ、葬儀・お墓や相続など人生の終末を迎えるにあたっての準備に関心を持つ54名が参加した。

日本郵便は2018年10月10日から、東京都江東区内の郵便局において、鎌倉新書、エスクロー・エージェント・ジャパン信託(EAJ信託)および日本ATMと連携し、葬儀、お墓や相続など相続手続きを含む終活に関する紹介サービスの試行を開始している。

今回、東京都江東区の在住者向けに、終活について理解を深める機会を提供するため、関係会社との協力で、計2回のセミナーを開催し、合計約100名が参加した。

当日は日本郵便からの「終活紹介サービス」の案内に続き、鎌倉新書の木村真典氏から「『終活』最新事情」が、またEAJ信託の今中弘明氏から「終活・相続について知っておきたいこと」が講演された。「子どもたちに迷惑をかけたくない」との思いが70代以上の高齢者から多く聞かれることを背景に、今すぐ始めたい手続きややり取りが詳細に示され、セミナー後には個別相談会の場も設けられた。

日本郵便事業開発推進室の光井大祐氏は「特に団地居住者の高齢化が著しい日本の状況に照らし、首都圏有数の団地で、本社機能から近い江東区で試行を始めることになった。1カ月経ち、お客様からは『情報の飛び交う首都圏でも存在を知らず、他に相談するところもなく困っていたので助かった』と好評を頂いている。今後、隣接事業との相乗効果も大いにあると期待している」と述べた。

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