オフィスで宅配の荷物受け取り ナスタが3社と運用実験を開始

住宅向けポストメーカーのナスタ(東京都港区)は、サイバーエージェント、クックパッド、大和リビングマネジメントと協業し、宅配ボックスを活用した荷物のオフィス受け取りの運用実験を開始した。2018年11月14日に発表した。

企業の福利厚生の一環という位置づけで、プライベートに購入した商品を、会社で受け取れるようにする。社会的に問題になっている再配達の多発を防止し、宅配の効率を上げる効果も狙っている。会社に届けた荷物は、本人に直接着荷通知することで、周囲を気にせず受領できる。不在時には、会社の宅配ボックスに荷物を預ける。これにより、代理の人が受け取った後に荷物が行方不明になるなどのトラブルを未然に防ぐこともできる。

ナスタと3社は、2019年1月末まで運用実験を行い、データを分析し、課題を解決した上で、2019年春からの事業化を目指す。オフィス用宅配ボックスのリース料は、6台で月2~3万円を予定している。

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