後継ぎ問題を語る 全国事業承継サミットが東京で開催

「全国事業承継サミット」が、2018年10月29日、ザ・プリンス・パークタワー東京(港区芝公園)で、中小企業庁・全国商工会青年部連合会・日本商工会議所青年部・全国中小企業青年中央会・日本青年会議所の共催により開かれた。

2000人余が集結した第一部のセレモニー・キックオフ会議では、後継者世代を代表して、全国商工会青年部連合会会長の越智俊之氏、日本商工会議所青年部会長の内田茂伸氏が登壇。中小企業基盤整備機構理事長の高田坦史氏が「支援機関の連携・取組み強化へのコミットメント」を表明した。

第二部の基調講演では経済小説家の真山仁氏が登壇。『ハゲタカ』シリーズをはじめ社会問題を世に問う作品を相次いで発表する同氏は「景気の良悪を問わず、中小企業の現状は厳しい」としながらも、社会の公器として事業を遺すことの大切さを豊富な執筆経験から語った。第二部後半のパネルディスカッション「今継ぐ大切さ――私はこうやって継ぎました!」では、親族内承継をした青年経営者と支援機関の対論が行われた。

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