JR東 子会社通じてキャッシュレス・ベンチャーと資本業務提携

JR東日本のコーポレートベンチャーキャピタルであるJR東日本スタートアップ(東京都渋谷区)は、モバイル決済システム開発企業のShowcase Gig(東京都港区)と業務資本提携したことを、2018年10月22日に発表した。2018年2月にJR東日本スタートアップが設立されてから、4件目の出資となる。

提携の目的は、駅ナカ施設の混雑緩和とキャッシュレス化の推進。ショーケース・ギグは事前注文・決済ができるモバイルオーダー&ペイプラットフォーム「O:der」を展開している。このシステム導入により、駅の利用者が券売機や店頭で並ぶことなく商品を受け取れるようになると期待できる。また、店舗にとっては、キャッシュレス化による店舗の省人化などが可能になる。

今後は、首都圏の駅ナカ施設で「O:der」の試験導入を行う。併せて、タッチパネルによって事前注文・決済ができるSuica対応の省人化ハードウェアの共同開発を進める計画だ。

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左から中山亮 Showcase Gig 取締役CFO、柴田裕 JR東日本スタートアップ 代表取締役社長、 新田剛史 Showcase Gig 代表取締役、阿久津智紀 JR東日本スタートアップ 営業推進部