富士フイルム 産学連携AI研究拠点を東京・丸の内に開設

富士フイルムホールディングスは、次世代AI開発拠点FUJIFILM Creative AI Center「Brain(s)」を2018年10月1日に東京の丸の内北口ビルディングWeWork内にに開設した。広さは約400平方メートル。

富士フイルムのこれまでのAI研究は、画像診断や写真の分析など、画像認識・分析関連が中心だった。新拠点の設置により、研究対象の分野を広げ、同社の事業活動から得られる様々なデータと画像情報を組み合わせて、統合的に理解や判断ができるAI技術へと発展させる。また、大学・研究機関と協力する、協創の場としての活用も計画しており、AI技術と医学書などのテキスト情報、ヒトの経験知とを組み合わせる研究も実施する。

国内トップレベルの研究環境を整備する一環として、Brain(s)には、ディープラーニング用として世界最速のスーパーコンピューターを10月中に導入する。富士フイルムのICT関連製品・サービスを展示したり、他社をコラボレーションするためのスペースを設け、オープンイノベーションを進めていく計画だ。

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