メトロエンジン 7億円を資金調達

メトロエンジン(東京都港区)は、2018年8月24日、7億円の資金調達を発表した。同社は、民泊向けのクラウド運営システムや、需要予測に基づく宿泊施設の単価設定(ダイナミックプライシング)を行うWebサービスを提供している企業(月刊事業構想2018年6月号参照)。

今回調達した資金は、ダイナミックプライシングの精度向上と、それを用いた事業展開に充てる。メトロエンジンのダイナミックプライシングは、需要予測などを元に、機会学習を利用して価格を設定するもの。宿泊客の「予約行動」に関するデータを毎日収集し、人工知能を用いた分析と客室単価の算出を行う。算出した客室単価が適正か否かについても機械学習により繰り返し検証させ、業務の効率化やコストの削減につなげる。このシステムは既に、ホテル数十チェーンへの導入が決まっているという。

資本参加したのは、SBIインベストメント、NECキャピタルソリューション、エボラブルアジア、JR東日本スタートアップ、タップ、ベクトル、ベンチャーラボインベストメント、菅下清廣氏ほか。 

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