国交省 2030年のMICE外国人消費額の目標は8000億円

国土交通省は、「MICE国際競争力強化委員会提言」「関係府省MICE支援アクションプラン2018」を2018年7月30日に公表した。官民挙げて目指すべきMICE全体目標の設定として、2030年にMICE関連の訪日外国人消費相当額の目標を8000億円と定めた。なお、同消費相当額は2016年実績では約1500億円と推定されている。2020年の同相当額の目標は3000億円。

官民挙げた取組として、都市力の強化と、TEAM JAPAN総力を挙げた推進の2つを2軸の方向性とし、具体的施策として(1)国際営業力強化、(2)国内主催者の取組支援強化、(3)様々なニーズに応え、満足度の高いコンテンツとプログラムの開発促進、(4)地域力および人材力の強化、の4つを挙げている。

関係府省MICEアクションプランでは、国際会議の誘致に向け、国もバックアップ体制を用意することや、政府と都市との連携体制の整備などを記載した。公共MICE施設(展示会場、国際会議場など)の運営にコンセッション方式を導入する、促進農産品の輸出促進や、商店街など地域のユニークな資源を活用することなども挙げている。

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