楽天、会津大 ネット通販向けに服の遠隔スタイリングシステムを開発

楽天、楽天技術研究所、会津大学は、遠隔スタイリング支援システム搭載の自動車による、新しいネット販売の実証実験を2018年7月23日に開始した。

「リモートファッションコミュニケーションビークル」と名付けた電気自動車の後部にスタイリングルームを設置し、デジタルサイネージを通じて、ショップ店員が遠隔地の顧客にスタイリングを提案する。商品が気に入れば、QRコードを読み込むことで、楽天市場から購入できる。

今回利用する遠隔スタイリング支援システムは、楽天技術研究所が開発したもので、会津大学との共同研究は2018年5月に開始した。実証実験では、楽天市場に出店するレディースファッション店舗、イーザッカマニアストアーズの協力を得ている。

会津大とイーザッカマニアストアーズとの議論の中で挙げられた地域課題、すなわちオフラインのショッピング体験における地域的制約、 物理的制約、 心理的制約の3つの課題の解決を目指す。また、遠隔スタイリングが定着すれば、これまでは店舗のみで勤務してきたスタイリストという職種でも在宅勤務が可能になることから、新しい働き方の実現にもつながる。

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