ケアネット、ブイキューブ 遠隔集中治療ベンチャーと業務提携

ケアネット、ブイキューブと遠隔集中治療システムを開発しているベンチャー企業のT-ICU(兵庫県芦屋市)の3社は、2018年7月17日に業務提携した。集中治療専門医の不足を補い、専門家による重症患者の予後管理などを全国で受けられるようにすることを目指す。

ケアネットは、医療情報サイト「ケアネット・ドットコム」の運営企業で、同サイトを利用する医療従事者の数は20万人超。また、ブイキューブはビデオ会議システムなどの遠隔コミュニケーションサービスを提供している。今回の提携では、T-ICUの遠隔集中治療ソリューションについて、ケアネットがセールス・マーケティングを行い、ブイキューブが遠隔ビジュアルコミュニケーションシステムの面で、それぞれ支援する。

集中治療室(ICU)は、全国で1100室あるが、うち800室では専門医が在籍していない。また、集中治療の専門医は全国で1500人しかおらず、分布も偏っている。T-ICUでは、各種の生体情報を24時間監視する専門医チームとコミュニケーションツールを組み合わせ、遠隔で治療に関与できれば、全国でより良い治療が受けられるようにできると考えている。

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