シーディーアイ AI活用した高齢者ケアの共同研究を豊橋市と継続実施

シーディーアイ(東京都中央区)は、豊橋市と、高齢者ケアマネジメントにAIを活用する共同研究を実施する。両者の共同研究は今年度で2年目。2018年7月11日に発表した。

シーディーアイは、2017年に介護事業者11グループ、ヘルスケア関連事業者2社、産業革新機構などの金融機関3社から15億円の資本を調達して2017年に設立された企業。同社の人工知能「CDI Platform MAIA」は、ケアマネジャーが現場で培ったノウハウを学習した人工知能で、自立支援を目指したケアプランや将来予測を提案できる。2017年度は、豊橋市において、AIを活用したケアプランの作成支援実証プロジェクトを実施した。

2018年度のプロジェクトでは、自立支援・重度化防止との関係など、ケアマネジメント業務にAIを活用することによる効果を検証する。45人のケアマネージャーがCDI Platform MAIAを利用し、600人を対象に、その状態を複数の方法で定期的に確認。平均的な状態の変化と比較して、ケアマネジメントにAIを利用することの効果を検証する計画だ。

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