旺文社ベンチャーズ EdTechに特化した10億円のファンドを組成

旺文社ベンチャーズ(東京都千代田区)は、10億円のファンドを組成したことを2018年7月4日に発表した。国内外の教育ICT企業に、1案件最大5000万円を投資することを想定している。

旺文社は、通信添削や模擬試験などを主軸に、様々なデバイスを用いた学習コンテンツ、学習アプリを提供している。旺文社ベンチャーズからの投資を通じて、教育系のスタートアップ企業と連携していく考えだ。投資先としては、認知科学、教育用ロボット、人工知能、VR、ARなどの技術を用いたEdTech、および教育分野におけるAdTechで、旺文社や関連企業との事業シナジーのある企業が候補になる。ただし、短期的にはシナジーが望めなくても、将来性が見込める企業には投資する方針だ。

海外の投資先は、EduLab(東京都港区)と連携して探索する。同社は、EdTechスタートアップコンペティション「The Global Edtech Startup Awards(GESA)」の2018年度日本予選を主催している企業。両社で協力し、中国やインド、シンガポールなどのアジア圏、北米などの有望なEdTechスタートアップに投資領域を広げていく。

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